戻る

中区・西区・南区 社会

公開日:2021.10.28

相鉄・東急直通線
新駅・沿線工事着々と
2022年度下期開業予定

  • 「新横浜駅(仮称)」の完成全景パース(提供:鉄道・運輸機構)駅構内に市営地下鉄ブルーラインが交差しており、ブルーラインの走行に影響を与えないように配慮しながら工事が進められている

  • 「新綱島駅(仮称)」のトンネル堀削後(提供:鉄道・運輸機構)東急東横線の高架橋の杭が障害となり、上り・下りを分けて堀削している

  • 「新横浜駅(仮称)」のホームから羽沢方面へと続く「羽沢トンネル」で進められている軌道・電気工事。撮影位置は3つの路線で分岐する地点となっており、今後整備が進められる

 相鉄・JR直通線の羽沢横浜国大駅から新横浜駅(仮称)、新綱島駅(仮称)の新駅を経由し、東急東横線・目黒線の日吉駅までつなげる連絡線「相鉄・東急直通線(ST線)」の整備事業が2022年度下期の開業に向け、着々と進んでいる。整備主体は、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構=中区本町。この整備事業は、神奈川東部方面線整備事業の一環。相鉄線とJR線、相鉄線と東急線が相互に乗り入れが可能となることで、横浜市西部や県央部から都心部への交通の利便性向上などが期待される。

 2019年11月末には、羽沢横浜国大駅が開業し、相鉄本線の西谷駅との約2・7Km間が接続されたことで「相鉄・JR直通線」の整備が完了した。現在は羽沢横浜国大駅から日吉駅までをつなぐ約10Km間の「相鉄・東急直通線」の整備が進められており、2つの新駅の建設を含んだ大規模な工事となっている。工事が完了後には、二俣川駅から目黒駅間が約38分間の所要時間と、16分程度短縮できる見込みだ。

3線が発着

 新横浜駅北口前に新設される「新横浜駅(仮称)」は、全て地下に建設。深さは33m。地下1階が改札、地下4階が駅ホームとなっており、2つの乗降場が設けられ、3線が発着する。地下1階では、市営地下鉄ブルーラインとの乗り換えができる。また、出入口は4カ所設けることが計画されている。10月21日現在、建築の仕上げ工事やホームから続くトンネル内の線路をつくる軌道工事、電気工事が進められている。

 新横浜駅(仮称)と日吉駅の接続で経由する「新綱島駅(仮称)」も地下に建設。深さは35m。地下1階に改札、地下4階に駅ホームが設置され、上り・下りの2線が発着する。今後は地元のシンボルをイメージした桃、鶴見川、綱島温泉などのデザインをコンコースやホームに採用する。また、周辺部では再開発が進められており、大規模マンションや文化ホールなどの建設工事も進んでおり、新駅開業を契機に綱島地区の更なる発展が期待される。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

中区・西区・南区 ローカルニュースの新着記事

中区・西区・南区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS