横浜市こども青少年局では、ひきこもりなどの困難を抱える若者に対し、自立に向けた就労訓練を実施している。女性の社会参画などを推進する(公財)横浜YWCA=中区=とビル清掃などを行う(株)エフ・ビー・エム=東京都=が5年間職場の受け入れに協力したことから11月17日、市長表彰が行われた。
この取組は無職やひきこもり経験のある若者の自立・就労支援を行う「よこはま若者サポートステーション」を通じて実施。2006年度から始まり、今年で16年目。
表彰式には、山中竹春市長と吉川直友こども青少年局長が出席。山中市長は、市内にひきこもり状態にある若者が推定1万5千人いることに触れ「将来を担う若者に就労体験の機会をいただき感謝します」と述べた。
エフ・ビー・エムではよこはま若者サポートステーションが入居する建物の清掃業務を行っており、5年間で13人の就労体験を受け入れてきた。体験からアルバイトになった人も多く、新たな雇用を生み出すきっかけにもなっているという。同社ビルメンテナンス事業部の太田博之課長は「高齢者が多いビル清掃業界において、若い人が働いてくれるのはとても有難い」と話した。
一方、横浜YWCAが運営する「Yカフェ パーショ」で就労訓練として接客を行う大山祥子さんは「仕事にやりがいや自信が持てるようになった。就労する前のステップとして体験できる場があるということを知れたのは大きい」と話した。
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