2021年1月〜12月の横浜市の観光入込客数や観光消費額がこのほど発表された。
横浜の中心部である「みなとみらい・桜木町」「山下・関内・伊勢佐木町」「山手・本牧・根岸」を合わせた日帰りの観光施設入込客数(延べ数)は約956万8千人で、昨年対比19・3%増となり回復傾向がみられる。
また、市が発表した観光施設全体(延べ数)約1668万2千人のうち、市中心部が約57%を占めた。一方、中心部3エリアのコロナ禍前の19年は、延べ数約1755万人で、21年はその半分程度にとどまった。
宿泊では、ホテルが集中する「みなとみらい・桜木町」「山下・関内・伊勢佐木町」の両エリアを合わせた入込客数(延べ数)は約275万3千人(昨年対比2・6%増)となり、宿泊全体(延べ数)約420万5千人の約65%を占めた。また、両エリアにおける19年は約463万5千人で、21年はその6割程度だった。
観光入込客数(実人数)は、市内117の宿泊施設や99の観光地点の利用者延べ数、聞き取り調査から算出した平均宿泊数・立ち寄り箇所などをもとに推計。消費額は観光入込客数と聞き取り調査から算出した平均消費額で計算している。
発表によると、市内全体の観光入込客数(実人数)は日帰りで約2257万人(昨年対比73・4%増)、宿泊で約278万人(同14・9%減)。宿泊施設の利用者延べ数は約420万5千人で昨年から約21万人増だが、平均宿泊数が伸びたため、入込客の実人数はマイナスとなった。また、観光消費額は宿泊で699億円(同25・6%増)、日帰りで1070億円(同116・7%増)と回復傾向が顕著に。だがラグビーW杯などの影響で過去最高を記録した19年と比較すると、宿泊・日帰りともに半分以下となっている。
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