神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

同窓会、思い出の水族館で 77歳卒業生が間門小訪問

社会

公開:2023年10月19日

  • X
  • LINE
  • hatena

 中区の間門小学校には、全国でも珍しい学校水族館が併設されている。9月28日、喜寿を迎える77歳の卒業生10人が訪れた。

     ◇

 水族館は65年前の1958年11月に開館。周辺地域は古くから漁業が盛んで、校庭に隣接している砂浜では、春は潮干狩り、夏は海水浴でにぎわっていた。臨海工業地帯の埋め立て計画が進められる中「子どもたちに自然の海と触れ合える場所を残したい」という地域の声を受けて水族館が設置されたという。

 水族館の開館当時、6年生だったという卒業生たち。同窓会の集合場所を同校に決め、卒業以来初めての訪問となった。

 入った瞬間、水槽に駆け寄ってのぞき込んだり、水族館の年表をじっくりを読んだり。まるで小学校時代にタイムスリップしたかのようだ。

父が漁師だったという土田(旧姓・岩沢)美智代さんは「漁師さんたちが船を校庭の脇につけて、バケツリレーで魚を運んでいた」と当時の様子を振り返る。「魚の種類がだいぶ増えている。できたばかりの頃は小さい魚ばかりだった」。「カブトガニを初めて見て衝撃を受けたわ」と水槽をのぞき込みながら、思い出話は尽きない。休み時間には水族館委員の児童が訪れ、一緒に観賞する姿も。初代水族館委員を務めた鶴岡和彦さんが餌やりなど楽しかった思い出を語ると、村田和彦さんは「寒い冬に砂がたまったろ過装置を掃除させられたよ」と笑い合いながら懐かしんでいた。

 現在水族館は「まかどシーマリンパーク」と名付けられ、学校運営を地域のボランティアが支えている。近隣の園児もよく訪れるといい、年に数回一般公開されている。中尾和世校長は「地域の財産として存続できているのは、地域の皆さんのおかげ」と感謝した。次回の一般公開などの情報は同校HPで。

中区・西区・南区版のローカルニュース最新6

神奈川県内のユニークな書店と出版社が集うブックマーケット「本は港」

クリエイティブなまち、ヨコハマに触れる参加型フォーラム

初のアジア制覇を見届けよう。ららぽーと横浜でACL決勝ライブビューイング

横浜F・マリノス

初のアジア制覇を見届けよう。ららぽーと横浜でACL決勝ライブビューイング

5月25日25時キックオフ。チケット販売は18日24時〜

5月18日

ICT活用した子ども見守りサービス導入を横浜市が支援

ICT活用した子ども見守りサービス導入を横浜市が支援

実験結果発表、保育所に補助金も

5月17日

無印良品で横浜市内限定ハンカチを発売、売上は動物園支援に

神奈川県が「防がんMAP」作成

神奈川県が「防がんMAP」作成

検診・治療など項目別に情報整理

5月17日

【正社員募集】横浜で地域密着45年㈱神奈川産業

公共工事中心の安定した職場です!サポートの厚い会社で設備のプロになろう。募集要項はこちら▼

https://rarea.events/event/231519

<PR>

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook