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中区・西区・南区 教育

公開日:2025.06.12

神奈川大学
100周年へ改革意欲
新学長就任の戸田氏

  • 戸田学長

 神奈川大学の第17代学長にこれまで副学長を務めた戸田龍介氏が4月1日付で就任した。創立記念日の5月15日に横浜キャンパス=神奈川区=で就任記者会見を行い、3年後の創立100周年を見据えた改革への意欲を示した。任期は2028年3月31日まで。

3つの柱

 会見で戸田学長は、1928年の創立以来の伝統である「成長支援第一主義」と「教育重視」の精神を堅持しつつ、少子化や大学を取り巻く環境変化に対応するために「入試」「教育内容」「就職・キャリア形成支援」の3つの柱で、改革を推進すると説明した。

 入試改革では、2種類の総合型選抜や外部英語試験の活用、2併願目の受験料無料化などを導入。受験生が挑戦しやすい環境を整備する。

 教育内容の強化では、学習成果の可視化や、来年度経済学部に新設予定の「経済データ分析学科」などに言及。学生の主体的な学びを促す。

 出口となる就職・キャリア形成支援では、キャリアセンターの設置構想など、学生のキャリアプランに寄り添ったサポート体制の強化を掲げた。

街ごとキャンパスに

 また、同大学の強みとして、理工系5学部を擁する総合大学である点、そして六角橋とみなとみらいとの2つのキャンパスが横浜の中心地にあり、企業や商店街との連携が盛んな点を挙げた。

 2028年に迎える創立100周年に向けては「なくてはならない、選び続けていただけるような大学となるよう努める」とし、その上で「強みを最大限に活かし、横浜を街ごとキャンパスとして、学生を最も成長させる大学を目指していきたい」とと力強く抱負を述べた。

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