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公開日:2025.08.07

「関内かわら版」創刊
地域の歴史や文化を紹介

  • 関内かわら版を手に編集部のメンバーたち

 関内シニアクラブがこのほど、中区・関内エリアを中心とした歴史や文化を伝える情報紙『関内かわら版』を創刊した。メンバーたちは「手に取って中区を街歩きしたくなるような紙面を目指したい」と意気込んでいる。

 関内かわら版は、関内エリアに在住・在勤する高齢者の活動団体「関内シニアクラブ」がB4サイズのフリーペーパー形式で発行。歴史を紐解きながら、横浜の文化や魅力あるスポットを紹介している。江戸時代の出版物「瓦版」をイメージした紙面デザインにこだわったほか、インバウンド向けに裏面を英語版にした。今年6月のプレ創刊号を経て、7月に正式発刊。7月26日に開催された「関内まつり」の中で俳優2人が幕末の瓦版売りの姿で配布し、注目を集めていた。関内セルテ3階にある同クラブの拠点や周辺のホテルで配架され、外国人観光客からも好評だという。

人気アニメとコラボ

 発行のきっかけは、ゴスペラーズが声優を務める人気時代劇アニメ『アカペラ侍』だ。関内シニアクラブの副会長を務める山上智さん(76)=今号人物風土記で紹介=と長年親交のあるテレビプロデューサー・清水淳司さんが手がけるアニメ番組で、「次章では横浜を舞台に展開したい」という話から、山上さんがコラボレーションを企画。編集者やカメラマンなどメディアの仕事に携わるシニアクラブのメンバー8人が集まり、編集部を立ち上げた。今後アニメの中で、関内かわら版が登場する予定だという。

「現役シニア」が活躍

 同クラブの湯川勝明会長は、「様々な技術や趣味を持つ人たちが集まっている。みんなまだまだ現役」とかわら版にも期待を寄せる。発行にかかる印刷費などは地域の企業や団体からの協賛広告で賄っているため、頻繁には発行できないのが課題だが、「区制100周年を2年後に迎える中区を盛り上げながら、クラブの友好活動の一つとして続けていければ」と山上さん。2カ月に1回程度の発行を目指している。

 発行部数は約1万部。次号は中区民まつりでの発行に向けて協賛広告を募っている。(問)関内シニアクラブ【電話】045・323・9728

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