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公開日:2026.02.12
野毛山地区
多機能型拠点の法人決定
「インクルーシブ」なまちへ
野毛山地区で2028年度に開所予定の多機能型拠点=西区老松町=の整備・運営法人にこのほど、「社会福祉法人横浜市社会事業協会(西田守希理事長)」が決定した。拠点の開所は市内で5館目。
多機能型拠点とは、医療的ケアを必要とする重症心身障害児者等とその家族の地域での暮らしを支援する市独自の施設。拠点では、医師による診療や往診、生活介護、訪問看護、相談支援、短期入所などの事業を行う。
障害福祉サービスを一体的に提供することで、自宅で家族が日常的に吸引や胃ろう、人工呼吸器などの医療的生活援助行為(医療的ケア)を行う必要がある当事者や家族の負担軽減を図る。市は全6館の整備を目指している。
西区に新設される拠点は、旧青少年センターの跡地を活用する。市は、周辺地域を「のげやまインクルーシブ構想」として、誰もが分け隔てなく、学び、楽しみ、やすらげるエリアづくりを進めている。
人工呼吸器や大型車いすを使用していたり、急な体調変化に配慮が必要な拠点の利用者にとっては、移動そのものが負担になる。地区には、現在バリアフリー化などのリニューアルが進む野毛山動物園・公園、中央図書館がある。近くに拠点を置くことで、利用者が動物や自然、図書に触れる機会をつくる。
地域とつながる場
地域団体への施設貸し出しやイベントの実施など、利用者やその家族と地域をつなぐ「地域交流」は拠点の役割の一つ。開所予定の拠点では、動物園や図書館の前後に誰でも気軽に立ち寄れるスペースを設けたり、近隣の学校との連携が検討されている。
運営法人は、瀬谷区の多機能型拠点の運営実績がある。西田理事長は「誰もが夢と希望を持ち、共存できるまちをみんなでつくっていきたい」と話した。
理解促進へ
開所の決定を機に、重度心身障害のある人を支援する任意団体「西区重心ネット」は、多機能型拠点や重症心身障害児者への理解を深めようと、勉強会を始めた。市や区の職員、当事者、住民を集め、意見交換を10回ほど実施している。
市の担当者は「インクルーシブという言葉がある間はまだ不十分。言葉がなくても当たり前に混ざり合える社会になれば」と期待を込める。
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