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公開日:2025.12.25
中区
多文化共生 体験で実感
フェスタに外国籍住民
中区の外国籍住民らが出身国の文化を紹介し、住民に体験してもらう「中区多文化フェスタ」が12月13日、なか国際交流ラウンジで行われた。食や音楽も含めたプログラムが展開され、参加者は交流を深めた。中消防団の外国人団員も参加し、活動をアピールした。
市内には11月末時点で13万7507人の外国人が住んでおり、中区には市内最多の1万9646人が暮らしている。
同フェスタは、中区から委託を受けて横浜市国際交流協会が運営する同ラウンジが主催。毎年行われており、13回目。
各国の文化を体験できるコーナーでは、韓国、中国、タイ、ネパールのブースが設けられ、来場者は中国画を使ったしおり作りやタイで一般的な「誕生日色占い」などを楽しんだ。日本の文化も知ってもらおうと、生け花体験会も実施。各国の文化を紹介したのは、同ラウンジの日本語教室に通う人たちで、母国語と日本語を使いながら交流を深めた。会場では「ニーハオ」など、各国の言葉が飛び交っていた。ほかにも、中国やベトナムの料理提供に加え、中国の楽器「二胡」の演奏もあり、華やかな雰囲気に包まれた。
外国人消防団員も
会場の外では中消防団の外国人団員が活動紹介を行った。アメリカ、トルコ、フィリピンなどの国籍を持つ団員が参加し、チラシを配布した。
12月1日現在、同消防団には12人の外国人団員が所属している。フィリピン出身で山下町在住のメンドーザ・ダニエルさんは来日して20年。地域で火災が相次ぎ、団員の活動を目の当たりにして「自分も地域の役に立ちたい」と思い、2021年に入団した。「このようなイベントで消防団のことを知ってもらい、外国人の団員が増えてほしい」と話した。
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