川辺町在住の一級建築士・関野文昭さん(55)と川辺町のマンション・パークシティ横濱自治会の黒川泰之さん(47)らと子どもたちが制作した子ども神輿が9月3日、同自治会の秋祭りでお披露目された。
約700世帯が暮らす同自治会の祭りが始まった12年前、「神輿に馴染みのない子ども達に見せてあげたい」との思いから、黒川さんは「子ども神輿」の制作を企画。未就学児が担げるよう黒川さん夫婦が12年前に制作した段ボール神輿は現在も使用しているが、小学生向けの神輿は毎年近隣の幼稚園から借りていたという。
黒川さんは、知人で一級建築士の関野さんに設計を依頼。昨年11月から本格的に制作がスタートした。関野さんも神輿制作は初めてだったが、他町内会の神輿を見学するなど試行錯誤を重ねたという。
建築現場の端材などを使い、自治会のメンバー4人と共に仕上げた手作り神輿は高さ90cm、総重量約20kg。子ども達の手で塗装が施され、8月末に完成した。
9月3日の祭りには例年よりも多い60人の子ども達が参加。法被を着た小学生らが神輿を担ぎ、威勢のいい声を上げながらマンション敷地内を元気よく練り歩いた。
黒川さんは「今回皆で制作した神輿をきっかけに、地域住民のコミュニケーションの輪が広がり、顔が見える関係づくりができれば。これから改良を重ねながら、長く大切に使っていきたい」と話した。
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