神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2020年6月25日 エリアトップへ

ハチ被害 注意喚起 「巣を見つけたら区に相談を」

社会

公開:2020年6月25日

  • LINE
  • hatena
家屋に巣を作るスズメバチ=中村雅雄さん提供=
家屋に巣を作るスズメバチ=中村雅雄さん提供=

 7月ごろから秋口にかけてスズメバチやアシナガバチなどの活動が活発になることから、区役所が注意を呼び掛けている。区福祉保健センターでは「巣が大きくなる前に家の周りに巣ができていないか確認していただき、巣が見つかった場合にはまずは相談してもらいたい」と話している。

 かつては山林内での生息が中心だったため、登山やハイキング中にハチに刺されるケースが大半を占めていた。しかし近年では生息範囲を住宅街にも広げ、民家の軒下や屋根裏、庭先などに巣を作るケースが増え、日常生活の中でのハチとの遭遇確率が高まっている。アレルギー反応により、場合によっては死に至るケースもあり、注意が必要だ。

 スズメバチ研究の第一人者として知られる新桜ヶ丘に暮らす中村雅雄さんは「緑地が減少し、山にもいい営巣場所が少なく、雨風をしのげる人家などの方がハチにとっても暮らしやすい環境になっている」という。4月下旬から5月上旬にかけ巣を作りはじめ、6月から7月にかけて働きバチが急増する。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響から遠出する人も少なくなることから「登山やハイキングに出かける人も多いと思う。安易にしげみに入ると枝に巣があったり、地中に巣を作ることもある。登山道を歩くなど注意が必要だ」と話す。

昨年は271件

 毎年、夏になるとハチの巣の駆除に関する相談が区福祉保健センターに数多く寄せられる。昨年は271件の相談があったという。今シーズンも5月末までに8件の相談が寄せられている。現時点で刺傷被害に関する情報は区担当には寄せられていないという。

 区役所では職員によるハチの巣の駆除は行っていないが、駆除の方法に関するアドバイスや駆除業者を紹介している。住宅街周辺で巣を作ることが多いのがスズメバチとアシナガバチ。巣の形状がそれぞれ異なり、見分けることができる。

 アシナガバチはスズメバチに比べ攻撃性が低い種類とされており、比較的簡単に自分で駆除できるケースもあるという。ホームページ(https://www.city.yokohama.lg.jp/hodogaya/kurashi/sumai_kurashi/seikatsu/hachi.html)上で駆除方法や注意点などが紹介されている。

スズメバチの場合は駆除専門業者に

 一方、攻撃性の強い性格のスズメバチは巣が小さくても駆除は危険を伴うため、区担当は公益社団法人神奈川県ペストコントロール協会を紹介。専門の駆除業者への依頼を呼びかけている。

 区担当者は「巣を見つけたら早めに対処することが大切。巣を見つけたら相談してほしい」と話している。問合せは同センター生活衛生課【電話】045・334・6361。

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

運転手不足で減便続く

市営バス

運転手不足で減便続く

住民から困惑の声

4月25日

「地場ワイン」今年も上々

「地場ワイン」今年も上々

原料は川島町のぶどう

4月18日

保土ケ谷は50年で25%減

横浜市将来人口推計

保土ケ谷は50年で25%減

世帯数は2割ほど減少の見通し

4月18日

商店街舞台の演劇企画

元宝塚歌劇団大洋あゆ夢さん

商店街舞台の演劇企画

役者募集、町おこしに一手

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook