保土ケ谷区政の今年度の目標や取り組みを示す「運営方針」がこのほど公表された。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け重要視されたのが「つながり・支え合い」の推進。地域での見守り活動の推進や高齢者や障害のある人への支援、地域の様々な活動の担い手の確保に取り組み、「つながり・支え合い」を生み出す取り組みを展開する方針だ。
運営方針は区の取り組みや事業の方向性を示すもので、毎年この時期に公表されている。昨年度に引き続き「いつまでも住み続けたいまちほどがや」を基本目標に据え、区民の安心・安全を支えることや人と人とのつながり、魅力と活力あふれるまちづくりに取り組むことが示されている。
目標達成に向け「暮らしの安全・安心の確保」「誰もが健やかに暮らせる環境づくり」「つながり・支えあいの推進」「魅力あるまちづくり」の4つの柱を軸とし、それぞれの分野で区が抱える課題に対応していくことになる。
担い手発掘
コロナ禍における区政運営の中で特に重視したのが「つながり・支えあいの推進」に関する施策だ。
第4期保土ケ谷区地域福祉保健計画(ほっとなまちづくり)の策定段階で実施されたアンケート調査では、近所とのつながりに関し、6・1%の人が「つながりはない」と回答。その一方で地域活動に関する考えを問う設問では「行事の参加だけなら関わりたい」と「活動している人のお手伝いをしたい」と答えた人が44・7%だった。
運営方針の中では、地区センターなどが社会参加の裾野を広げる「コーディネート機能」を十分に発揮できるよう、施設向けの研修を実施し、地域活動の新たな担い手発掘を進める明示。さらに高齢者や障害者への支援、多文化共生などに取り組むとしている。
星川駅周辺のまちづくり
「魅力あるまちづくり」に関する分野では、相鉄線星川駅周辺について開発事業者との連携を進めると同時に、駅周辺道路やバス・タクシーが乗り入れる南口交通広場を整備することを明記。JR保土ケ谷駅東口の旧保土ケ谷県税事務所跡地に関しては地域ケアプラザや保育所、地域交流スペース等が入った複合施設の整備を進める。
運営方針の詳細は区役所のホームページで確認することができる。
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