皆さまの声をカタチに! 市政報告 55 コロナ禍を乗り越えるために 横浜市会議員 斉藤伸一
6月4日に横浜市会定例会が閉会しました。私の質疑を中心にご報告します。
円滑なワクチン接種を!
多くの高齢者が利用する電話予約は、終日つながりにくい状況が続いており、予約の受付体制の改善は急務であると主張しました。
これに対し市長は、予約システムのサーバ容量の増設やアクセス状況等を踏まえた混雑回避策の導入、予約センターの電話の増設、さらに個別接種の情報を多くの方に届けるため、紙媒体を中心とした広報の拡充により、高齢者のスムーズな予約につなげていくことなど、具体的な方針を示しました。
また、市民に身近な病院・診療所で行う「個別接種」の促進については、まだ登録をしていない高齢者や小児の予防接種を実施している医療機関に、医師会などを通じて協力を要請し医療機関数を拡充すること、人件費や医療資器材の調達にかかる経費の協力金制度によるサポート、また国の動向を踏まえて、更なるインセンティブの導入を検討していくと副市長から答弁がありました。
重度要介護の在宅高齢者にワクチン接種を!
デイサービスを利用する高齢者からは、施設での接種を望む声を頂いています。また在宅で訪問サービスを利用する高齢者の中には、身近な診療所に行くことが難しい方もいるため、医師が訪問して接種することの必要性を訴えました。
市長はこの訴えに対し、デイサービス施設での接種ができるよう準備していること、また重度の要介護の方にはかかりつけ医による訪問接種を行うが、かかりつけ医による接種が難しい場合は、訪問可能な医療機関を紹介する仕組みを検討していると、前向きな姿勢を示しました。
低所得の子育て世帯への支援強化を!
コロナ禍で収入が減少し困窮するひとり親世帯のほかに、低所得のふたり親の子育て世帯にも児童一人当たり5万円が給付されます。
この給付金は本年3月、公明党が政府に対し緊急提言した政策のひとつです。
ひとり親世帯には、既に8割弱の方に振込が完了しましたが、「給付を待っておられる低所得のふたり親世帯に、一日も早い給付を!」との主張に、令和3年度の住民税額が6月に決定次第、児童手当等の受給者から対象者を抽出することで、申請なしで大部分の世帯に6月末に支給されるとの見通しが明らかになりました。
「生理の貧困」の課題解消を!
いわゆる「生理の貧困」をめぐり、多くの自治体で支援の動きが出てきています。女性が抱えている問題を、社会で共有し理解が進んでいくことは大変に望ましいことです。特に、SDGsやジェンダー平等の観点から、横浜市としても取組んでいくべき課題であると考えています。
この点について市長は、経済的に困窮している女性や学生への対応が必要だと考えており、防災備蓄の有効活用や学校での対応強化を図るとともに、企業との連携も視野に入れて取組を進めていくと答えました。
これからも「皆さまの声をカタチに!」してまいります。
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