保土ケ谷区 コラム
公開日:2022.09.01
vol.474
ミルキーJr.モカ Jr.モネのほどがや
「線状降水帯」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)
ボクはミルキーJrモカJrモネ。瀬戸ヶ谷町に住む生後四ヶ月のミニチュアシュナウザー。
線状降水帯という言葉を最近よく耳にするね。同様の集中豪雨は以前から発生していたけれど、この言葉が注目されるようになったのは2014年の広島県での集中豪雨から。気象庁が線状降水帯についての予報を発表したのは2021年からだよ。
線状降水帯とは?
漢字を見るとなんとなくイメージできるようだ。次々と発生する積乱雲が、ほぼ同じ場所を通過したり停滞したりして、数時間の強い雨を降らせる雨域のこと。
発生しやすい地域は?
気象庁が分析したデータによると、日本の南に行くほど発生しやすく、さらに、移動は東西方面。南北には移動しないそう。
検出条件は?
3時間の積算降水量が80mm以上の分布域が線状で、最大値が100mm以上。面積が500平方Km以上であること。
予測の立て方は?
スーパーコンピュータによる計算/地上に設置の観測機器や、航空機などから投下される観測機
器により水蒸気を測定/気象情報を取得するセンサーを海上、山中などに置き、500Km上空の衛星で一斉取得、地上に送信。変化の激しい線状降水帯の予測は多方面の情報を収集してリアルタイムで高精度に行えるようになってきたのだそう。
自然災害に備える方法の一つとして、正しい情報をできるだけ早く入手することは大切だね。ラジオ、電池の備えも忘れないでね。
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