市会での論戦から　市政報告 63
皆さまの声をカタチに！
横浜市会議員斉藤伸一

通学路の交通安全対策を！

　まもなく新入学児童を含めた子ども達の通学が始まります。通学路は、安全・安心な道でなければなりません。

　地域の要望に応えられる予算を確保すべきとの主張に対し、土木事務所の交通安全対策予算を、令和５年度は約２割増し（プラス１・５億円）の上乗せを行うとの答弁を得ました。

　さらに、交通事故箇所を可視化した地図を作成しＷＥＢ上で公開するほか、４つの交通安全推進校では、交通事故データなどの活用で、危険箇所を可視化し速度抑制対策を面的・重点的に実施する方針が示されました。

日常生活を支える地域交通を！

　山坂の多い横浜において、バスは市民生活に欠かせない足です。多くの方からバスの増便を求める声も届いております。地域交通のニーズは多様化しており、大型バスの他、小型バスやワゴン車などを運行している地区もあり、さらに広げていくべきと訴えました。

　市側は各部署が行なっていた地域交通を一部署に一元化し、30地区での本格運行を目標に、令和５年度以降、さまざまなメニューを使い実証運行地区を拡大すると前向きな姿勢を示しました。

私道の修繕促進へ！

　公道のように使われている私道があります。所有者はご高齢の方が多く、「維持管理が大変だ」との声も数多く耳にします。また複数の住民で所有している私道では、所有者の一部と連絡がとれず、修繕できない場合があります。

　砂利道をアスファルト舗装する場合、共有者全員の同意が必要ですが、４月施行の改正民法により、持分の価格の過半数の同意で工事ができるようになります。

　そこで、費用の一部を市が助成する「私道整備助成」の要件を見直すべきと提案しました。これに対し、市は所在が確認できる方の同意がそろえば、私道整備助成の対象（法人所有を除く）とすると回答しました。

保土ケ谷橋交差点の渋滞解消へ！

　国道１号の保土ケ谷橋交差点は、日常的に渋滞が発生しており、市会においても繰り返し早期の拡幅整備を訴えてきました。

　令和５年度から保土ケ谷橋の架け替えに伴う護岸工事や、ガス管などの移設工事が始まります。

樹源寺踏切に人道橋を！

　樹源寺踏切は、延長が長く段差もあり、特に高齢者にとっては危険な状態です。

　私は平成29年から、人道橋を整備し踏切を廃止するよう提案してきました。現在、工事が進められており、来年３月には人道橋が利用できる見通しです。

鎌谷町の新設道路開通へ！

　20年以上前から取り組んできた、鎌谷町から三ツ沢公園の外周道路に通じる新たな道路が、来年３月までに開通予定であることが明らかになりました。