保土ケ谷区 社会
公開日:2023.04.13
保土ケ谷警察署管内
3月までに交通死亡事故3件
二輪車事故の比率高く
今年に入り保土ケ谷区内では交通死亡事故が3月末までに3件発生。新生活の始まるこの時期、保土ケ谷警察署では交通安全を呼び掛けている。
昨年一年間は交通死亡事故ゼロだった保土ケ谷警察署管内だが、今年は1月23日に常盤台で歩道を歩いていた80歳女性が路外施設から車道に右折しようとした大型トラックにはねられ死亡。30日には天王町で荷下ろし作業のため停車していた中型トラックにバイクが追突し、バイクを運転していた28歳男性が亡くなった。3月16日にも今井町の環状2号内回りで、故障で駐車中のダンプカーに原付二種バイクが追突し、運転していた76歳男性が亡くなる事故が起きている。
死亡事故のうち2件はバイクが関係するものだった。区内では山坂が多い地域特性もありバイクを移動手段とする人も多く、二輪車事故の比率が長年多い。
昨年区内で発生した交通事故454件のうち、二輪車が関係するものは約42・7%の194件だった。今年も3月末までに起きた交通事故77件のうち、4割近い30件が二輪車が関わるものとなっている(いずれも暫定値)。
保土ケ谷警察署では「交差点での右折×直進の事故や、車両単独の転倒・衝突事故などが発生しています。無理なすり抜けやスピードの出しすぎは事故の原因。ゆとりある運転をお願いします」としている。
「通学路の確認を」
新年度に入り、進学や進級で新しく通学路を利用する子どもも多い。保土ケ谷交通安全協会の猪股衛事務長は「お子さんが通う時間帯に一緒に歩いてみるのをお勧めします。道幅が狭いのに通勤通学のクルマが通ったり、駐車場内から頻繁にクルマが出て来たり、見通しが利かない交通頻繁な信号無しの交差点など、危ないと思われる箇所がいくつかあると思いますから、そこを通るときなぜ危ないのか、そこでの注意・確認の仕方などをお子さんに指導してください」と助言する。
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