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保土ケ谷区 文化

公開日:2023.04.27

カメラ片手に全国行脚
伊山俊一さん(91)

  • 自慢の作品を手にする伊山さん

 西谷在住で地元商店会の会長や街づくり団体の役員を長年務めた伊山俊一さん(91)の趣味は、写真撮影。

 30代の頃から仕事と妻の隙を見ては、ひとり撮影旅行に勤しんだ。ある時は冬の箱根で脛まで雪に埋まり、秘境の滝で転んで怪我したことも。

 最近でも日本三大名瀑のひとつ、袋田の滝(茨城県)を夫婦で訪れ、紅葉と滝の競演をカメラに収めた。

 西谷で商店を営んでいた頃から、店の中に収まらず撮った写真を額に入れて地域の人たちに配っていた。10年ほど前にはそれを聞きつけたかながわアートホールから声が掛かり、初めて写真展を開催。

 昨年末から今年1月にかけても、地元の西谷地区センターで「街のアーティスト応援事業」の一環として60点以上の作品が展示された。

 撮るのは風景写真ばかり。その醍醐味は「他人には真似できない色合いで撮れた時が一番楽しいね」。良く出来たときは「えも言われぬ喜び」と破顔一笑。

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