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保土ケ谷区 コラム

公開日:2025.01.09

vol.533
ミルキーJr.モカ Jr.モネのほどがや
「手洗い励行」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)

 ボクはミルキーJrモカJr モネ。瀬戸ケ谷町に住む2歳のミニチュアシュナウザー。

 インフルエンザ、ノロウイルス、マイコプラズマ肺炎、コロナなどの感染症が流行っている今の時期。新年のお屠蘇気分に浸りながらも身の安全にはくれぐれも気をつけようね。基本の対応策は、マスク着用、うがい、手洗いの励行だね。手についたウイルスや菌が口や鼻から体内に入ることを防ぐのは予防策として効果的だ。

 手洗いの歴史は古く疫病が流行った古墳時代にまで遡るの。「古事記」「日本書記」などには当時流行の伝染病の記載があり、人々は早期終息を願って神社を参拝したのだそう。参拝の前に口をすすいで手洗いをすることが習わしとなっている。

 衛生面での手洗いの励行として学校教育が始まったのは戦後というから、1945年以降のことになるね。伝染性の赤痢などが流行ったので、その対策の一つとしてすすめられたのだそう。

 今では、外出先から戻ったら手洗い励行、と当然のように言われているけれど、外国でも19世紀の頃には、まったく認められない行為だったというから驚いてしまうよ。ハンガリー出身の医師、ゼンメルワイスが「手洗い」についての論文を書いたことに対して、ことごとくに否定されたの。死後、次世代の医師らによって研究がすすめられて「手洗い」の大切さ、必要性が認められるにいたったそうだ。

 ボクたち犬族は、自分で洗う、拭くことができないので、散歩から帰った時にペット用シートで拭くなどは、飼い主さんお願いしますね。

 

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