vol.535 ミルキーJr.モカ Jr.モネのほどがや 「桃の花」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)
ボクはミルキーJrモカJr モネ。瀬戸ケ谷町に住む2歳のミニチュアシュナウザー。
風の冷たい毎日が続いているけれど、立春も過ぎて暦の上では春。散歩の途中、国道沿いのハナモモを見ると、蕾があるの。寒さに負けてはいられないとばかりにたくさん付いているよ。
3月3日のひな祭りは桃の花を飾って祝う「桃の節句」。花言葉は「チャーミング」「気立てのよさ」、優しいイメージでひな祭りにぴったりだね。誕生花は3月3日、4月12日・14日だよ。
ハナモモの原産国は中国。2500年ほど前から栽培され、観賞用に改良されたそうだ。日本には紀元前300年頃、弥生時代には渡来していたの。
奈良県桜井市東田の纏向遺跡(まきむくいせき)は、東西2・5Km、南北1・5Kmに及ぶ全国でも飛びぬけた規模の陵墓指定されている遺跡。弥生時代末期から古墳時代前期と測定されている。この遺跡の土坑から2765個もの桃の種が出土した。放射性炭素年代測定をした12個が西暦135〜230年に収まったそうだよ。
岡山県倉敷市上東の上東遺跡(じょうとういせき)も弥生時代の遺跡。こちらは桃の種が9608個も出土したの。弥生時代初め頃の集落と水田が一緒に見つかった全国初の遺跡として有名な津島遺跡からは2415個の桃の種が出土しているの。
岡山県と言えば桃太郎の鬼退治伝説のある土地柄。桃に関わる出土遺物にはロマンを感じるね。
保土ケ谷区の木でもあるハナモモ。ボクの散歩コースの保土ケ谷宿上方見附付近の川沿いの松並木で楽しむことができるよ。
次回「弥生」
今日は何の日:海苔の日
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