日蓮宗樹源寺 権住職 日比(ヒビ)宣仁(センジン) 連載49 法話箋 〜鹿苑〜 「縁起法に帰依する」
偉大なものに憧れを持ち、それを心の依り処にすることを「帰依(きえ)」と呼びます。何かを敬(うやま)い、日々の生活を慎(つつ)ましく送ることは、人間にとって食事や睡眠と同等に肝要なことです。但し、釈迦は、「法(ほう)に依(よ)って、人(ひと)に依(よ)らざれ」(『涅槃経(ねはんぎょう)』)と述べ、それが尊敬に値すべき上司や先人だとしても、他人に帰依すべきではないと説きました。哀しいかな、「他人」はあまり信頼すべきではないのでしょう。では、何に帰依すべきかと言うに、釈迦は「法」に帰依することを勧めています。「法」とは、釈迦が悟った「縁起法(えんぎほう)」を指します。これを簡単に言えば、「お互い様の心」でしょう。例えば、人から迷惑を被った時、「私自身も周囲に迷惑をかける場合がある」と腹に落とし、許す心が大事なのです。私たちは良(よ)かれ悪(あ)しかれ、他者と相互に依存しながら生きています。他者がいなければ社会は成立しません。「お互い様の心」に帰依することで、更に晴れやかな人生になるでしょう。
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