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保土ケ谷区 社会

公開日:2025.06.26

プロの秘訣は胃腸にあり
スクール生に「ガット」授業

  • 子どもたちに指導する高橋選手

  • 講演する内藤理事長(中央)

 川島町にあるサッカーJ1の横浜FCのトレーニングセンターで6月21日に「サッカー&ガットクリニック」が行われ、横浜FCのサッカースクール生のほか市内各スポーツクラブに所属する小学4〜6年生約80人が参加した。

 この企画は、消化器の専門家が参加する医学学術団体「一般社団法人日本ガットフレイル会議」(内藤裕二理事長)との共催。胃腸の働きが弱まるという概念「ガットフレイル」やアスリートの健康を学ぶというもの。

 前半に行われたサッカー教室では、横浜FCから期限付き移籍でポルトガルのUDオリヴェイレンセに所属する永田滉太朗選手、高橋友矢選手のほか、キーティングタイラー選手(オリヴェイレンセ所属)や横浜FCの元選手で現在は同クラブリレーションズオフィサーを務める内田智也さんが子どもたちを指導。パス、ドリブル、ディフェンスの部門に分かれて行った。

 パス部門を担当した高橋選手は「フリーだと思ったら、ボールを足元から少し離れた位置に置いて、パスの選択肢を増やすと良い」といったアドバイスを子どもたちにしていた。また、ディフェンス部門を担当したキーティングタイラー選手は「ボールを持っている選手に1人が詰めて、もう一人がカバーに入るように」と指導した。

 後半のガットクリニックでは、同法人の内藤理事長が「プロ選手になるためのガットフレイルと秘密の力」をテーマに講演。永田選手がポルトガルに渡ってすぐに腹痛に見舞われたというエピソードに対して、「腹痛は腸への血液が不足することで引き起こされる。

 また、腸内には100兆個の細菌が生息しており、それらが作り出す腸内フローラのバランスがメンタルヘルスにも影響を与えることがある」と解説。胃腸は食物をエネルギーに変える機能があり、良質なタンパク質を摂取することの重要性などを説明した。

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