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保土ケ谷区 社会

公開日:2025.07.17

ボランティアで施設塗装
県内の塗装業者団体

  • 天井部分を塗装する職人

 神奈川県内の塗装業者による「一般社団法人日本塗装工業会神奈川県支部」(今村文治支部長)と「神奈川昭和会」(高野一哉会長)による塗装ボランティア活動が7月9日、社会福祉法人幼年保護会の横浜家庭学園(保土ケ谷区釜台町18の1)で行われた。

1979年から

 神奈川昭和会は1979年から、業界の社会的地位向上や地域社会への貢献を目的に施設などでの塗装ボランティア活動を続けており、2007年には神奈川県知事表彰を受けている。第48回を迎えたこの日の活動には39社64人が参加した。作業開始前に行われた朝礼では、幼年保護会の向山一樹法人本部事務長から両団体に対して感謝状が手渡された。

 小学生から高校生までの10数人が暮らす児童自立支援施設・横浜家庭学園。作業が始まると、職人たちは居住棟3棟の壁、天井や建具(約360平方メートル)を一斉に養生。その後は、防藻、防カビなどの効果がある環境対応型塗装仕様システム(低VOC水性塗料)を使用し、ローラーやはけで丁寧に塗り直していった。そのほか、プールの壁部分などの汚れを高圧洗浄機で洗い流した。

 日本塗装工業会神奈川県支部の大石猪一郎副支部長は、「今回は70周年記念事業。今後も活動を継続していきたい」と話し、神奈川昭和会の高野会長は「この塗装ボランティアは日頃の技術や経験を最大限に生かせる事業。職人たちも働く意味を感じてくれると思う」と述べた。

 向山事務長は、「施設は1983年に建てられ、塗装がはがれた際に職員が塗っている。今回はこんなに多くの方に参加していただいてありがたい」と感謝の言葉を口にした。

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