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保土ケ谷区 社会

公開日:2025.10.30

保土ケ谷消防署
火災増加に警鐘鳴らす
住宅防火の徹底呼び掛け

  • 火災予防についてアドバイスを行う消防職員

 横浜市消防局は、横浜市内で2025年9月末までに発生した火災件数は590件で、24年同時期と比べて103件増えたことを発表した。保土ケ谷消防署は火災を未然に防ぐための要点をまとめた啓発物「住宅防火アドバイス」を署内で配布するなど、住民に注意を呼び掛ける。市のウェブサイトからも閲覧可。

 出火原因で最も多かったのは「放火」で116件。次いで「たばこ」が98件、「電気機器」が78件だった。

 全火災のうち246件が住宅火災。住宅火災の出火原因は「こんろ」が最多で56件。次いで「電気機器」が41件、「たばこ」が38件だった。

 モバイルバッテリーやスマートフォンなどに使われていることが多いリチウムイオン蓄電池に起因した火災は50件(24年比18件増)で、電気機器のカテゴリーでは最多となった。リチウムイオン蓄電池が膨れていたり、充電中に異常な高温になった場合には、速やかに使用を中止するなどの対応が求められる。

 同署は住宅防火アドバイスを参考に、「いのちを守る4つの習慣」を提唱。「寝たばこは絶対にしない。させない」「ストーブの周りに燃えやすいものを置かない」「こんろを使うときは火のそばを離れない」「コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く」と呼び掛ける。

イオンで催し

 同署は11月2日(日)午前11時から午後3時まで、子どもが楽しく火災予防などについて学ぶ「なぞとき!防火・防災フェア ハマくん救出大作戦!」と銘打つイベントをイオン天王町ショッピングセンターで開催する。

 横浜国立大学の人狼ボードゲームサークル「ルーガルー」の学生が作成した謎解きゲームを攻略した人に豪華景品を贈呈(数に限りあり)する企画などを予定。ミニ防火衣を着用する体験などもある。

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