8月上旬(1日〜15日)の横浜では、最高気温が30℃に達しなかった日が一日しかなく、35℃以上の猛暑日を記録した日は、3日あった。このような猛暑が続く中で、熱中症で救急搬送される患者が昨年と比べて非常に多くなっているという。気温のピークとなった11日以降、若干の落ち着きは見せているものの、8月いっぱいは真夏日が続くとみられているため油断はできない。
区内で、8月14日までに救急搬送された熱中症患者は50人(速報値)。昨年の29人と比べ7割ほど増加している。
神奈川消防署は熱中症患者の傾向として、後期高齢者(75歳以上)の多さを挙げている。区内で救急搬送された人のうち、3割は後期高齢者だ。また、熱中症は女性に比べ、男性の方がかかりやすいという。
熱中症で搬送された人の状況として、最も多いのが居室内。これは主に高齢者で、エアコンを我慢していた人などが多いという。次いで屋外での作業中。外での仕事のほか、畑や庭の手入れ中に体調を崩す人も多い。また、若い人で熱中症にかかってしまうのは、多くの場合、運動中だという。
同消防署は、「晴れの日はいつもより多めの水分補給」「温度計の設置」「28℃でクーラーをつける」「周りの人が高齢者の体調に気を配る」などの呼びかけを行い、熱中症予防に力を入れている。また、熱中症患者は対応の早さによっては重症化の恐れがあるため、猛暑の予報が出ている日は救急車を増やすなどの対応も行っている。
|
<PR>
神奈川区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|