神奈川区内で活躍する経営者を紹介する「社長列伝」コーナー。13人目は、新子安で電気工事業などを営むメルビック電工株式会社会長・田中修さんです。
--会社設立の経緯を教えてください。
「島根県に生まれ、中学1年生の時から電気店に住みこみで働きながら学校に通っていました。卒業後は集団就職で横浜の部品工場へ。高校進学が叶わなかったため、転職しました。神奈川工業高校に通学しながら今まで培った技術を活かし、電気店でTVの修理などを請け負いました。月1万2千円ほどの給料が割に合わないと思い、家電メーカーの販売員に月3万6千円で雇ってくれる職場はないかと尋ねたところ『何のリスクも無いのだから自分で商売を始めればいいじゃないですか』と言われたのが創業のきっかけです」
--創業から50年以上が経ちました。
「TVの修理とアンテナの取り付けからスタート。多くの出会いから経験のない工場のラインなどの自動制御を行う計装工事を任され、書店に行って勉強しながらこなしたのを覚えています。創業10年程で電気設備工事業のほかに携帯電話の基地局などを設置する電気通信工事業に拡大しました。給排水衛生工事などにも手を広げ、現在では、メルビックHD株式会社を設立し、建設工事業の認可も受けています」
--仕事で大切にしていることは何ですか。
「事業を行う上で許可・認可の取得は大切なことです。ISO27001(情報セキュリティ)を県内でいち早く取得し、各方面から重宝されました。ほとんどの従業員が資格を持つなかで、知識を活かして、お客様に提案する姿勢を大切にしてほしいです。それが信頼関係に繋がるからです」
--地域との繋がりはありますか。
「1980年のとき、新子安へ移転しました。国道1号線沿いに事業所を建てられるのが決め手でした。2006年からは周辺企業と協力して清掃活動を月に一度実施しています。また、地域の状況を踏まえて、保育園を建設しました。これからも地域とともに成長していきたいです」
■メルビック電工株式会社/新子安1の34の3/【電話】045・434・1886/特定・一般建設業
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