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Y.S.C.C.横浜 農業活性へ選手協力 荒廃農地での営農目指す

社会

掲載号:2021年9月2日号

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トマトの苗を植える河辺選手(写真奥)とアオチョン選手
トマトの苗を植える河辺選手(写真奥)とアオチョン選手

 サッカーJ3のY.S.C.C.横浜は、所属選手による農作業を通して地域農業の活性化を目指す事業に乗り出した。農家の高齢化や担い手不足により増加する荒廃農地の解消などに向け、体力自慢の選手が農業のピッチに足を踏み入れる。コロナ禍収束後は、育てた野菜を地域住民やサポーターと収穫したり試合会場などで販売したりして、地場産野菜や農業の魅力をアピールしたいという。

 同クラブに所属する河辺駿太郎選手(25)が地元企業などから支援を受け、競技と並行しながら羽沢町の農地で農作業のアルバイトを始めたことが「Y.S.C.C.ファーム」設立のきっかけとなった。河辺選手の経験を通して、農家の高齢化や後継者不足による耕作放棄地の増加が市内でも進んでいると知ったクラブは、地元農家などとの連携を模索する中で農業事業への参入を決めたという。

 農作業を担うのは、クラブに所属する選手たち。区内にある畑や、健康食品などの製造販売を手掛ける緑区の企業が羽沢町に所有するビニールハウスで農業に携わる。

 8月25日には、河辺選手や尾身俊哉(25)、大城蛍(20)、アオチョン(32)選手らが同社のビニールハウスを訪れ、養液土耕と呼ばれる手法で育てるトマトの苗を植えた。取り組みに協力する三好種苗=緑区=の三好崇一郎社長から苗の種類や植え方のレクチャーを受けた選手は、育苗トレーから一本一本苗を取り出して土に植えていった。育てたトマトはトマトジュースに加工して販売されるという。

生産者の思い実感

 ファームの設立を機に「園主」に指名された河辺選手は、「練習後の農作業は体力的にしんどいときもあるが、野菜の栽培を通して生産者の思いを知ることができるようになった」と話す。大都市の横浜でも農業が盛んであることを知ってもらいたいといい、「耕作放棄地や担い手不足といった課題に取り組みながら、農業を通してY.S.C.C.と横浜をつないでいきたい 」と意気込んでいる。

 大城選手は農業関連の高校出身ということもあり、「選手がサッカー以外で地域と携わることができる機会は少ないので、自身の経験を少しでも生かせたら」と笑顔を見せた。

 9月上旬にはじゃがいもの植え付けを行い、収穫期には子どもたちを招いて収穫祭を行う予定という。クラブでは育てた野菜をスクール生や試合日のスタジアムでサポーターなどに販売するだけでなく、農業事業を通して地産地消による食育普及や若者による新規就農の機会創出にもつなげたいとしている。
 

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