神奈川大学横浜キャンパス=六角橋=の「建築ものづくり工房」が完成し、竣工式・落成式がこのほど行われた。
同大学では昨年4月に建築学部を新設したことから、工具の扱い方などを学び、ものづくりの構想を実際に形にする体験が可能な実習室として工房を建設。外壁の一部には神奈川県産の木材を用い、温かみのあるデザインに。地上2階建で、1階には木材を加工する大型機器が設置されているほか、屋上も創作スペースとして活用できる。以前は学内の駐車場だった敷地に立地し、道路に隣接する壁面には大きなガラスが設置されており、通行人などが作品や活動の様子をうかがい知ることができる。
同工房は今年の1月から順次利用を開始。建築学部の演習や卒業制作での使用を主とし、他学部の学生の利用も想定している。そのほか将来的に、地域住民などに開いた施設とすることや学生を指導する地域ボランティアの募集などを検討しているという。
建築学部の内田青蔵学部長は「これからの建築家は頭で考えるだけでなく、ものづくりの現場を知ることが大切だと思う。見識を深める実践の場として機能させていきたい」と話した。
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