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神奈川区 文化

公開日:2023.07.06

六角橋杉山大神
茅の輪くぐり、厄除け
「大祓式」今年も

  • 茅の輪をくぐり、半年間の厄を落とす参拝者

 六角橋総鎮守の杉山大神で心身の穢(けが)れをはらう「大祓式」が6月30日に実施された。「夏越の大祓い」とも呼ばれる神事。小雨のなかだったが、250人以上が訪れた。

 大祓式は神話を起源とした年中行事で、身にまとった半年間の穢れや災厄の原因となる様々な罪・過ちをはらい清めて無病息災を願う。杉山大神でも長年続いてきた伝統的な地域行事で、新型コロナウイルスが流行するなかでも感染症対策を行いながら毎年欠かさず実施してきた。

 当日は神前に、茅を束ねた輪を立て、左・右・左と3回くぐる昔ながらの風習「茅の輪くぐり」を執り行い、人形(ひとがた)を用いて罪穢れを移すことで、疫病、災難除けを祈った。

昨年から手作りで

 「茅の輪」は、2年前までは六角橋北町の今枝茂夫さんが1人で制作。昨年からは講師役を務め、氏子総代や宮世話人が、茅の刈り取りから茅の輪の制作まで手作りで準備するようになった。茅は神奈川大学の学生寮の空き地に生えていた茅を協力を得て刈り、700本ほど集めた。

 氏子総代の森勤会長は「小雨のなかでも、大勢の方に来ていただいた。地域で力を合わせ、伝統行事を絶やさず続けていきたい」と話した。

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