代表的な和楽器として、一般的にも馴染みの深い「尺八」。実は、そんな尺八文化を伝えてきた寺院が、ここ神奈川区にあったという。
その寺は、青木山天晴院西向寺と呼ばれ、現在の高島台に建立された虚無僧寺だ。剃髪をしない半僧半俗の虚無僧は、江戸時代には、改易で行き場をなくした武士の行き着く姿でもあったと言われる。そんな虚無僧は、編み笠を被った姿で、尺八を吹いて托鉢しており、全国各地の虚無僧によって尺八の文化や技術が伝承されていったという。
10月15日、本覚寺で演奏会
西向寺は、明治4年に廃寺となったが、菩提寺であった本覚寺=高島台1の2=には、虚無僧碑や住職の墓碑、文献など西向寺の存在を伝える文化財が残っている。西向寺奉賛会(渡邊照洞代表)では、20人の尺八愛好家メンバーで尺八文化を後世に伝えようと、「虚無僧供養献奏会」を年に3回行っている。次回は、10月15日(日)、午後3時〜5時。本覚寺本堂。一般見学も無料で参加でき、時間内は入退場も自由。問い合わせは、【電話】046・394・2608(渡邊さん)へ。
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