「父の姿に憧れたのとポンプ操法がやりたくて消防団に入りました」と話すのは宮前消防団土橋班の団員、山影純子さん(区内小台在住)。団員115人中、女性は8人で最年少だ。
山影さんは現在、神奈川大学に通う22歳。入団当初は「若いね」と驚かれたが、負けん気と努力で今では一目置かれる存在に。
父親も消防団員。筆頭班長として各班長を束ねる重要な役目を務めている。「父は消防車の音がすると、署から連絡が来る前に飛び出していた。その姿が格好よかった」。自分も人を助ける存在になりたいと願い、昨年11月に入団した。
年に1度、区内で行われるポンプ操法のタイムを争う大会にも出場している。「操法がやりたくて入団したのに、いざ入ったら女性の部門はないって言われて」と笑う。夢の実現のため、周囲を粘り強く説得。それが実を結び、今年から女性部門が立ち上がり、初出場した。
同大会は各分団が4人1組となって20メートルホース3本を延長し、前方の標的を放水で倒すまでのタイムと技術の正確さを競う。
山影さんは2番員として往復100メートルを全力疾走した。「4人で息を合わせて戦うことがとにかく楽しかった。来年も参加したい」と話す。「夢は大会で全ポジションできる選手になること」。男性団員に負けない活躍に期待がかかる。
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