ダウン症のある人が描く作品はふんわりとした優しいタッチ、自閉症のある人は圧倒的迫力の細やかなタッチが魅力―。
社会福祉法人みのり会では、見る人に驚きや感動を与えてくれる施設に通う障がい者の芸術活動を支援している。支援をする理由は施設利用者の豊かな人生を作るため。「表現する楽しさを知ってもらい、障がい者本人が持っている可能性を引き出したいから」と同施設。
苦労はある。創作中は絵具や筆、時にはハサミなど刃物を使こともあり、事故がないよう常に見守らなければならず、緊張の連続だという。
それだけに、作品が完成した時は勿論、障がいの有無を問わない芸術コンペティション「ポコラート全国公募」に入選した時は何事にも代えがたい喜びだ。「大変でも、また一緒に頑張ろうと思う」とスタッフは熱を込める。
また、みのり会では、障がい者アートへの理解と活動費を作るため一昨年からカレンダーの発売も開始した。問合せは社会福祉法人みのり会 【電話】044・855・9455へ。
※起稿 市民記者 江藤哲
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