VOL.19 「市民(あなた)の視点」で市政改革!!30年度予算案の論点! 川崎市議会議員 浅野文直
新年度予算を議会にて審議中。合計1兆4456億円は昨年を上回り史上最大規模。県費負担教職員の市費移管353億円があり大きく見えるが、実質は人口増による市税増は54億円程度。しかも市費移管分では教職員給与は賄いきれず16億円(昨年は31億円)の持ち出しの形。
課題●減債基金から196億円を借入れての赤字運営。義務的経費率は横ばいだが、内訳では扶助費の増加が顕著。扶助費増の影響で投資的経費が減じれば、近隣都市に埋没の恐れ。
対策◎効率的事業執行(行財政改革の着実な推進、財産の有効活用、出資法人等
補助金行政の統廃合等抜本的なスクラップの導入)。◎財源確保(市税収入率の向上対策、クレジットカード納付の導入、議会承認を待たない提訴等)。◎将来負担の抑制(市債残高の適正管理と基金借入の解消)。
論点☆対策を進めながらも市民ニーズを把握して、地域課題に応えねばならない。
地域包括ケアシステムや待機児童対策、街の強靭化、駅拠点整備などとともに、コミュニティ交通整備、学校トイレ改修なども後回しには出来ない。こうした課題解決のためにも、質的にも量的にも改革が求められる(ゴミ収集の夜間民営化など)。また、30年後は川崎市も人口は5万人程減少する見込みであり、公共投資は30年後との合算で考えねば持続可能な街づくりとは言えない。こうした視点で議会での質疑に臨んでいます。
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3月22日