宮前区 社会
公開日:2019.11.01
市民館
駐車場、2年間塩漬け
雨漏りで地下の2台分
宮前市民館の地下にある駐車場のうち、2台分が利用停止となっている。
雨漏りが確認されたため「利用者(車)に、損害があってはいけない」と同館スタッフは話す。しかし漏水が確認されたのは約2年前。いわば、2年間塩漬けとなっている状態だ。
同館が造られたのは1985(昭和60)年。34年が経っている事から屋上の防水やサッシなどに老朽化が見られるという。宮前区総務課では、配管を伝っての漏水が原因と見込んでいるが、はっきりと判明しておらず、躯体全体に関わる可能性もあるという。
地下駐車場の雨漏りは激しく吹き付ける風雨にさらされた時しか発生しない。雨漏りしない場合もあるといい、調査が難しいという。市民館では台風15号の時には雨漏りは見られず供用の再開を検討していた。しかし、19号では駐車場2台分中、片方だけに雨漏りが見られた。
市民館と宮前区総務課、川崎市資産運用課では「状況を確認しながら、今後どうしていくか検討していく」としているが、10月24日時点で、いつまでに対応するかは決まっていない。市民館スタッフは「直せるのならば、直して使用していきたい」と話す。
市民館周辺には、市民館地下駐車場38台、宮前区役所前に18台、第2駐車場に42台、計98台の駐車場があるが、市民館前に駐車場待ちの渋滞が時折見受けられる。
市民館と図書館は、2025(令和7)〜26(同8)年度に鷺沼駅周辺への移転が決まっている。
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