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宮前区 コラム経済

公開日:2020.05.29

宮前区「社長列伝」VOL・1
昇降機の総合サプライヤーに
シティーリフトかわさき(株) 代表取締役 高田秀行さん(58)

 宮前区内で活躍する経営者を紹介するコーナー。記念すべき初回は、福祉機器卸小売業を営むシティーリフトかわさき株式会社(野川)の高田秀行さんです。



 ――まずは仕事内容について教えて下さい。



 「高齢者や障害のある方々向けに福祉用リフトの販売、設置、メンテナンスを行っています」



 ――起業のきっかけは何でしょう。



 「大学卒業後、大手ゼネコンで昇降機の技術や知識を身につけました。その後、世界3位の販売台数を誇るエレベーター企業の日本法人代表になりました。喜んだのも束の間、リーマンショックですぐに日本から撤退してしまい、2009年にコンサルティング会社を設立しました」



 ――主力商品であるオットーリフト社との出会いは。



 「中小零細企業に対して昇降機の大臣認定取得などをサポートするなかで、福祉先進国オランダで階段リフト販売シェア7割を占めるオットーリフト製の輸入販売や、メンテナンスを扱うことになりました」



 ――ターニングポイントはいつでしょう。



 「14年に車いす式階段昇降機の販売を始めたことです。これまでの人脈から、運よく競争力のある商品を扱うことができました。建築基準法に準拠した安全装置を装備しているので施設などでの設置が増えています」



 ――川崎市独自の福祉製品のあり方を示した基準「かわさき基準」に認証されていますね。



 「有難いことに高い品質や安全性などが評価され、10年度から4年連続で市の『かわさき基準』に認証されています」



 ――今年から社名を変更し「かわさき」を入れたと聞きました。



 「地元・川崎で愛される企業になりたいとの思いから社名を変更しました。一般家庭はもちろん、学校や公共施設などに一台でも多く階段リフトを設置することで、地域貢献をしていきたいと思っています」



 ――今後の方針について教えて下さい。



 「お客様のニーズに耳を傾け、その全てに応えられる『昇降機の総合サプライヤー』になるのが目標です」



■シティーリフトかわさき(株)/宮前区野川3979の3/044・750・0716/福祉機器卸小売業

 

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