事情により家庭で暮らせない子どもを養育する「里親制度」についての啓発イベントが22日に、土橋宝翠保育園ホールで行われた。市から里親支援事業を受託する、かわさき里親支援センターさくらが主催。
イベントでは、日本女子大学の林浩康氏による講演のほか、特別養子縁組をしている里親２組が、里親制度を取りまく現状や里親と養子それぞれの体験談を語った。
その後、行われたシンポジウムでは、登壇者らが参加者からの社会の受け入れ体制についての質問などに回答し、制度への理解を深めた。
参加者からは「専門家や実際に里親になった人など様々な立場のお話を聞けてよかった」といった声が聞かれた。
支援センターさくらの担当者は「地域住民に里親制度を理解してもらいながら、多様な家族の形が当たり前になるよう活動を考えていきたい」と話した。
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