宮前区「社長列伝」VOL・6 結婚式、現場目線で発信 (株)ウエディングジョブ 代表取締役社長 石渡雅浩さん(46)
宮前区で活躍する経営者を紹介する同コーナー。第6回はウエディング業界誌『The Professional Wedding』の出版などを手掛ける、株式会社ウエディングジョブ(小台)の代表取締役社長・石渡雅浩さんです。
――創業について教えて下さい。
「ホテルマンだった私とウエディングプランナー経験のあった妻が転職先の出版社で出会い、2010年4月22日(よい夫婦の日)にウエディング誌を創刊しました。そして翌年、コンセプトをそのまま引き継ぐ形で独立しました。温かく送り出してくれた前職の皆さんに感謝しています」
――誌面のコンセプトは何ですか。
「業界人をターゲットにするため、働く方々をフォーカスした記事を多く掲載しています。表紙には、ウエディングプランナー自身の結婚式の写真を使用し、『ウエディングプランナーが花嫁になる日』というコーナーも人気です」
――一番苦労した時ははいつですか。
「独立して初の発行日まで残り10日というとき、妻が破水。長男は超未熟児として誕生しました。あの頃は多忙を極めましたが、息子の成長する姿を見るたびに喜びを感じていました」
――地域との関わりはどうですか。
「10歳まで平小に通っていました。懐かしさもあり、結婚を機に15年前から小台に住んでいます。息子がお世話になっている川崎西部地域療育センターと、知人のフラワーアーティストとの橋渡しをしてXマスツリーの寄贈のお手伝いもしています」
――コロナ禍における経営上の影響は。
「経費削減で解約する法人もでてきました。それでも隔月発行をストップする気はありませんでした。『コロナ禍で変わる婚礼料理』『フォトウエディング』など、読者に求められている企画を打ち出すことで現状を打開していきました」
――最後に一言。
「いつかコロナは収束するはずです。当誌の発行はもちろん、就職フェアなどを開催することで、現場の皆さんや学生さんのサポートをしていきたいと思います」
■株式会社ウエディングジョブ/宮前区小台2の2の1―405/【電話】044・567・5457
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