ウクライナを支援するチャリティイベント『つなぐ、むすぶ、とどける』が5月2日、宮前市民館で行われた。
菅生に住むウクライナ人、ソロツカさん(50)を招き、同国の今を知り、同じまちに暮らし何ができるかを考え、支援にもつなげようと、みやまえ有志の会が企画。130人超が集まった。
「未来創る戦い」
ソロツカさんは家族で登壇。20代の娘2人がウクライナの歴史やロシアとの関係を紹介。「戦争が始まり母国で戦いたかったが、ここでできる支援がある。自由とウクライナの存在、未来のために戦っている。正確な情報を知り、自分なりの支援をしてくれたら」と訴えた。
質疑応答では「他人事だったが、話を聞き考えるきっかけになった」「ずっと力になりたかったが、どうすれば」「守る戦いなのに、なぜウクライナの人々はそんなに強いのか」など涙ながらに語る人も見られた。20代男性からの「戦争の後のビジョンは」との問いに、娘2人は「ウクライナは団結している。より美しい国、未来を創りたい」と答えた。
東欧に留学経験のある中野絢斗さんは、戦争以前のウクライナやベラルーシを写真を交えて紹介。「遠い国のできごとと思われがちだが、意外と近いと感じてほしい」などと語った。
参加者同士車座になって語り合う場も設けられ、同会の籔本亜里代表は「同じまちに住む我々で何を分かち合い、どうつながっていくのか、改めて問われているのを感じた」と話した。
当日集まった寄付金32万3210円は、日本ウクライナ友好協会へ6日付けで全額寄付。人道支援に使われる。
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