川崎市は認可保育所等に入れない待機児童数が4月1日時点で3年連続ゼロになったと今月発表した。就学前児童数は前年比3170人減の7万441人だったのに対し、保育所等利用申請者数は前年度比384人増の3万6491人に。利用児童数も受入枠拡充に伴い、前年比413人増の3万4968人でいずれも過去最多だった。
3年連続で待機児童数ゼロとなるのは初。福田紀彦市長は9日の会見で「待機児童ゼロを続けて達成できたことはうれしい」とし、「必要なニーズがあれば、保育所整備などより細かくしていかなければいけない」と語った。
育休関係の申請増
希望通りの保育所に入れないなどの理由で待機児童から除外される保留児童数は、前年度から29人減の1523人だった。最も多かったのは育休関係の申請で、前年度から151人増えた918人だった。次いで特定の保育所の希望者が274人、市の保育施策で対応する児童が230人だった。保留者の減少傾向が鈍いことについて市担当者は「申請したけれど、子どもとの時間を取りたい人が増えたためではないか」と話した。
宮前区の待機児童はゼロ。昨年度は「まなびの森保育園鷺沼」の新規整備や既存園の増設などにより、認可保育所の受け入れ枠を85人増したことなどが奏功。今年度も説明会実施や保留者のフォローに積極的に取り組む方針を示している。
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