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宮前区版 公開:2025年2月7日 エリアトップへ

中学校給食献立コン 東高津・天野さん市長賞 福田市長「バランスに感動」

教育

公開:2025年2月7日

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「未来の健康を守る」「多文化を尊重」「地産地消」をテーマに考えた天野さんの献立
「未来の健康を守る」「多文化を尊重」「地産地消」をテーマに考えた天野さんの献立

 中学生が給食の献立を考える「中学校給食献立コンクール」で、東高津中学校(高津区)2年生の天野塁さん(14)が市長賞に輝き、1月31日、同校で表彰式と試食会が行われた。

 コンクールは、市立中学に通う生徒たちに食への理解を深めてもらうことを目的に、2018年度に始まった。市制100周年の今年は、「これからの100年に向けて川崎の子どもたちに伝えていきたい献立」がテーマ。計28校から過去最多の2075点の献立案が集まり、6千票を超える生徒投票などによる審査の結果、最優秀賞にあたる市長賞に天野さんの献立が選ばれた。

 天野さんは、「栄養バランス満点! 風味豊かな彩り給食」をテーマに、「じゃがいもと鶏肉の甘辛炒め」を主菜、「ピリ辛ナムル」を副菜に、汁物には冬らしい「しょうがの根菜汁」を考案。市内の強豪チームでサッカーに打ち込む天野さん。体力づくりを意識し、鶏肉を中心にメニューを組み立てた。しょうがを入れる汁物のアイデアは、「お母さんに相談したらアドバイスをくれた」という。

 この日は東高津中で表彰式の後、福田市長が天野さんのクラスで生徒と一緒に市長賞の献立を試食。笑顔で完食し、「バランスが素晴らしい」と感心しきりだった。

保護者部門に宮崎中の柿本さん

 またコンクールの「保護者部門」は、柿本勝栄(かつえ)さん(宮崎中)=人物風土記で紹介=の献立が最優秀賞を受賞。2月3日に宮崎中学校で表彰式が行われた。

 柿本さんは、同中学校に通う娘が持ち帰ってきた給食献立の裏面にあったコンクール募集の告知を見て応募。地元にある畑で小松菜が育てられていることを知り、「小松菜、厚揚げ、しめじの煮浸し」を考案した。

 この日は、給食で最優秀賞を受賞した煮浸しを提供。柿本さんは榎原真也校長らと試食し、放送室からテレビ中継をする形で表彰式を行った。柿本さんは「小松菜は川崎で収穫されたもの。地元産の野菜を食べることで街の風景を思い浮かべられる。こうした地域との心理的なつながりも健康的な食習慣の基礎になると思う」と話した。

柿本さん考案の煮浸し
柿本さん考案の煮浸し

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