宮前ガバナンス７月号　連載寄稿
マイナンバーカード更新時期に注意を！
〜自民党代表質問より〜川崎市議会議員石田やすひろ

　第２回川崎市議会定例会の自民党代表質問において、市民の利便性の向上に向けた、マイナンバーカードの交付体制の強化策について質しました。交付が始まったのは、平成28年です。マイナンバーカード有効期限は10年、電子証明書は５年です。現在、区役所窓口等におけるマイナンバーカードの受取（新規交付・更新）は、予約制となっています。区役所窓口では混雑のピークを迎えています。

　令和７年度のカード交付と電子証明書の更新予測数の合計は、44万８２３３件を見込んでいます。対前年度の実績と比較して、倍以上です。本市では、令和７年２月から市内３箇所に臨時窓口を設置しました。各区役所等においては、会計年度任用職員の増員や専用端末の増設、会議室等を利用した交付会場の設置等を行ってきました。

　令和７年10月に新たな追加対策として、マイナンバーカード交付・更新の窓口業務に特化した、センター及び、サテライトの設置を予定しています。令和２年から令和５年まで、川崎市マイナンバーカードセンターとして、かながわサイエンスパーク内に設置していました。新たに川崎駅、武蔵小杉駅、武蔵溝ノ口駅、宮前平駅、新百合ヶ丘駅周辺で、設置に向けた準備を進めています。

　マイナンバーカードには、新しい機能も併用可能となっています。ＩＣチップ内には、氏名、生年月日、住所、性別、個人番号、顔写真の情報が記録されており、様々な便益を得る事ができます。令和６年12月２日以降は、原則、健康保険証に一本化されました。令和６年12月２日からは、現行の健康保険証の新規発行は停止しています。令和７年３月24日からは、マイナ免許証として運用を開始しています。

　市民の利便性の向上に向けたマイナンバーカード交付体制強化策については、区民課の状況を踏まえた抜本的な対策が必要です。窓口手続きの分業を図り、窓口を増やすべきだと議会で指摘しました。引き続き、区役所窓口の混雑状況を注視し、改善につながる議論をして参ります。

川崎市議会議員　石田やすひろ

川崎市宮前区馬絹6-24-26

TEL:044-861-6870

http://www.ishidayasuhiro.com