宮前区 社会
公開日:2025.07.30
大塚町内会
祭り裏方、世代交代
やぐら作りに若手の姿
夏の風物詩・盆踊り大会が、今年も多くの地域で行われている。イベントは華やかだが、裏方の支えなしには開催できない。
高齢化などの影響から、全国的に会場の設営を業者に依頼する団体が増えているという。こうした状況下、大塚町内会(原子公秀会長)では、少しでも運営費用を削減しようと、盆踊りの中心となるやぐら作りを自前で行っている。36回目となった今年は約30人が参加。夏祭りの初日となった7月26日には、朝から宮崎こうしん坂公園に鉄パイプなどの資材が運ばれ、若手の会員らが中心となって作業に取り組んだ。図面は長年受け継がれてきたもので、3時間ほどかけて約4m四方のやぐらが完成した。
同町内会の盆踊りには、2日間で延べ3000人が来場。原子会長は「宮前区内では自前で設営している町内会がわずかになった。若い人の協力を得ながら、続けていきたい」と話した。
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