宮前区 スポーツ
公開日:2025.08.29
一輪車競技
息のあった演技で日本一
16歳ペアが悲願達成
宮前区の一輪車チーム・ユニサイクルのがわに所属する竹地彩七さん(16・宮前区在住)と無藤真菜さん(同・横浜市都筑区在住)のペアが先月、群馬県で開催された全日本一輪車競技大会のペア演技部門で総合優勝を果たした。振り付けや構成までを2人で手掛けた演技が高く評価された。
大会には中学生から社会人まで36組が出場。昨年、準優勝に終わった2人は、悔しさを胸にリベンジに臨み、悲願の優勝を飾った。「本当にうれしい」と喜びを語る。
一輪車に乗って技やダンスを披露し、その美しさや表現力を競う演技部門。2人は演技曲にレディー・ガガの『ジューダス』を選び、強い女性をテーマに、構成から振り付けまですべて自分たちで考案。振りは力の強弱を意識し、きれいなシンクロにもこだわった。本番では、技術力と表現力で高得点を獲得した。
大会までの道のりは平坦ではなかった。昨年12月に、無藤さんが肘を骨折し2人で練習できない日が続いた。それでも互いに毎日連絡を取り合い、演技のイメージを膨らませたという。
チーム代表の和田千明さんは、「お互いをリスペクトし、息の合った演技ができた。よく頑張ってくれた、すごい子たち」と健闘を称えた。
2人は現在、来年オーストラリアで開催される世界大会を次の目標に掲げている。
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