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宮前区 社会

公開日:2025.09.26

地域に親しまれた書店 閉店へ
KaBoS宮前平店 来月5日に

  • 閉店するKaBoS宮前平店

 宮前区役所の向かい宮崎6丁目にある書店「KaBoS宮前平店」が、10月5日に閉店する。先月9日に閉店を知らせる貼り紙が店頭に掲示されてから、多くの常連客から「寂しい」「オープン当時から通っていた」など、閉店を惜しむ声が寄せられている。

 同店は2001年にオープン。当初は書籍とCD・DVDの販売が中心であったが、地域のニーズに合わせて文房具の品揃えを増やし、カフェも併設する現在の形になった。

 浅野義孝店長によると、コミックから専門書、高級筆記用具、ファンシーグッズまで、幅広いジャンルを取り扱っていたことが魅力だったという。広い駐車場もあることから幅広い年齢層に利用され、特に併設されたカフェは、近隣住民の交流の場にもなっていた。また、地元自治会のハロウィンイベントに参加するなど、地域に根差した書店だった。

 東急株式会社との定期借地契約の期間満了に伴い閉店が決まった。学生時代にアルバイトとして店の立ち上げに携わったという浅野店長は「当時の出来事を思い出し非常に寂しい気持ち。さまざまな声をいただき、この店が今までやってこれたのはお客様、地域の方々のおかげと改めて感じている」と感謝の気持ちを表す。

 また、交流のあった宮崎6丁目自治会の元会長・三田村章弘さんは「閉店は非常に残念だ」と惜しむ一人。幼児向けの書籍が充実している点が特に印象に残っていると語る。「宮前区役所の移転をはじめ、ショッピングパークも閉店するなど、地域の変化を感じる」とも話した。

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