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宮前区 人物風土記

公開日:2025.11.14

少女ソフトボールチーム「有馬ドリームズ」の監督を務める
野村 一仁さん
有馬在住 47歳

チーム全員が我が子

 ○…創部から約40年、今年初めて神奈川県大会、関東大会でチームを優勝へと導いた。この1年、対外試合の数を大幅に増やし、埼玉や山梨、群馬まで遠征に出かけた。強いチームと対戦を重ねることで実践経験を積み、底力を引き上げた。「全国大会出場を目指していたが、それが叶わなくなり、次に関東大会優勝を合言葉に努力してきた。子どもたちが本当に頑張ってくれた」

 ○…かつて甲子園を目指した野球少年だった。小学2年から野球をはじめ、高校時代は東東京大会でベスト4まで勝ち進んだ。ソフトボールは未経験、指導者も初体験だったが、長女がソフトボールに興味を持ち入団したのを機に、「娘のために」とコーチとなった。3人の娘たちを見送り、今も休日はソフトボールに捧げている。監督に就いたのは3年前。「どちらかというと、影から支える参謀タイプ。至らない点が多いが、保護者の方々に支えられている」

 ○…チームのスローガンは「努力は勝利への道」。次の塁を狙う走塁を重点に置き勝利を目指す一方で、「楽しくやってくれれば十分」と目を細める。「できれば、中学校、高校、大学とソフトボールを続けてほしい。今はその入り口。基本を覚えることを意識しているけれど、楽しさが一番」とほほ笑む。

 ○…平日は会社員、週末は指導者という生活を長年続けている。「監督になってからは、練習試合や遠征の日程調整が面倒くさい」と本音もポロリ。息抜きは最近招き入れた愛犬の散歩だとか。「娘たちは卒業してしまったけれど、選手たちは我が子のよう。上達する子どもたちを見ているのがコーチ冥利」と意欲は十分。当面の目標は、全国大会出場、そして3位以内に入ることだ。

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