戻る

宮前区 社会

公開日:2025.11.21

鷺沼駅前
景観計画特定地区に指定
再開発を機に

 川崎市は11月13日、再開発が進む鷺沼駅前地区を新たに「景観計画特定地区」に指定したと発表した。市内では7地区目となる。

 鷺沼駅前の再開発事業が行われる地域を指定し、建築物などのよりよい景観誘導を進めることが目的。これにより、建築などを行う場合は、届け出が必要となり、基準に適合しない場合には、変更命令や罰則が可能となる。

 この指定にあたり、市は市民の意見を踏まえて案を作成し、2024年に都市景観審議会、25年にパブリックコメントを実施し手続きを進めてきた。

 指定された景観形成方針には基本目標が3つあり、【1】「にぎわいや温かみ」を感じ、コミュニティが育まれる街なみづくり【2】「安らぎや誇り」を感じ、住み続けたくなる街まみづくり【3】「自然や地形」を感じ、歩いて楽しい街なみづくり―を目指すことが掲げられている。

 特に、外観の色彩については、親しみやすく温かみのある街なみとするためアースカラーを基調とし、高さ45mを基準に高層部は空になじむ落ち着いた色彩を、中低層部は開放的なデザインと暖色系を基調とする基準が設けられている。また、建築物のデザインについても、シルエットに配慮した質の高い形態・意匠とするとともに、落ち着きのあるデザインとするとしている。

 川崎市は今後、この指定に基づき、事業進捗に応じてよりよい景観形成に向けた誘導を進めていくとしている。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

宮前区 ローカルニュースの新着記事

宮前区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS