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宮前区 社会

公開日:2026.02.13

川崎市薬剤師会
薬局で緊急避妊薬販売へ
産婦人科などと連携

  • 上から「ノルレボⓇ」(第一三共ヘルスケア=提供)と伊藤会長

    上から「ノルレボⓇ」(第一三共ヘルスケア=提供)と伊藤会長

 全国の薬局で2月2日から販売が始まった緊急避妊薬。処方箋がなくても購入できるため、望まない妊娠の減少が期待される。ただ成功率は70〜90%と絶対ではないため、アフターフォローが必要な現状だ。

 服用の必要性が高い実際の場面ではドメスティックバイオレンス(DV)などが想定される。市内470の薬局が加入する川崎市薬剤師会(伊藤啓会長)では、こうした課題への対策として、児童相談所や産婦人科医と連携。心理的な問題への対応や、薬が効かなかった場合のアフターフォローを行うワンストップ体制を取る。また薬剤師が服薬指導を行う際には、別室の用意やカーテンで仕切りを作るなど、プライバシーの確保に力を注ぐ。伊藤会長は「(望まない妊娠を)1件でも減らしたい」と思いを語った。

効果は72時間以内

 販売が始まったのは「ノルレボⓇ」(第一三共ヘルスケア)という緊急避妊薬で、価格は7480円(税込)。排卵を遅らせる効果があり、性交後72時間以内の服用で、効果が期待される。乱用防止のため、薬剤師の目の前での服用が義務付けられているほか、男性は購入不可。親の同意は不要で、重篤な肝障害がある場合や、妊娠している人は服用できない。

 全国で行われている人工妊娠中絶の手術は、12万件ほどの数に上る。中絶の手術は子宮に傷が付く可能性があり、場合によっては妊娠できなくなることも。緊急避妊薬を使用すればこうした懸念もなく、体の負荷を減らすことが期待できる。

 同薬剤師会会員のうち178薬局のほか(2月9日現在)、会員以外の薬局でも取り扱っている。中原区では20の会員薬局で販売中。

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