県立向の岡工業高校(堰)相撲部が先月23日、山梨県で行われた関東選抜大会の団体戦で優勝。1都7県の代表18チームの頂点に立った。
全国総体では2018年と19年に団体3位入賞を果たしている同部。今回の関東選抜は、1、2年生の新体制で迎えた最初の大会だ。3人制で予選は8位通過。準々決勝では個人無差別級王者がいる強豪・埼玉栄に勝利し、決勝は昨年優勝の栃木・黒羽を破った。
決勝トーナメントは4試合中3試合が1―1で大将戦に。先鋒の椿原将嗣さん(2年)と中堅の増田聖士さん(同)がつなぎ、大将・宮崎悠陽さん(同)が勝ち切った。清田英彦監督は「皆持っている力をしっかり出し切れた」と総括。椿原さんは「3人で2点取ろう、落としても次頑張ろうと雰囲気よくできた」と振り返った。
今月11日、宮崎さんの地元・座間市で小学生時代に指導していた石川昭仁さんが稽古を訪問。現在、登戸の企業に勤める石川さんは「真面目で素直に強くなった。立派になった」と激励した。当時身長が低かったという宮崎さんは、「(石川さんから)下から押し上げることを教えてもらった。それが今も生きている」と話していた。
同部は11月13日の神奈川県新人大会でも、宿敵・旭丘(小田原市)を破り団体優勝。個人戦では重量級で渡辺龍汰さん(1年)が優勝し、来年3月の全国大会に臨む。
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