多摩区・麻生区 経済
公開日:2023.01.06
一日署長 税の意義訴え
菅中・岡本さんら
多摩区と麻生区を管轄する川崎西税務署で先月14日、市立中学校の生徒2人が一日署長を体験した。任命されたのは、菅中2年の岡本夏輝さんと柿生中3年の星野椋さん。税についての作文コンクールで同署長賞を受賞した記念として行われた。
2人は関係者と名刺を交換し、署長訓示として受賞作を署員の前で朗読。岡本さんは、令和元年東日本台風で氾濫した多摩川の治水工事に税金が使用されていることを挙げ、「(納税で)支え合うすてきな社会を目指していきたい」と訴えた。星野さんは、通院医療費の助成に税金が使われていることを知り、「自分自身が支えてもらっているからこそ、税金は投資と思って大切にしていきたい」と語った。
キャッシュレス納付の広報や模擬の電子決済を行い、2人は一日体験を終えた。岡本さんは「税金に関わる人がこんなに働いていると知り驚いた。中学生だが、小さな納税から行っていきたい」と感想を話した。
同コンクールには、両区13校から550作品の応募があった。
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