宿河原の市立多摩病院(長島梧郎病院長)で9月9日、川崎市北部地域感染対策合同訓練が行われた。
長島病院長が代表を務めるKAWASAKI地域感染制御協議会が主催した訓練。同協議会は市内全域の「感染制御の地域連携」と「感染制御の底上げ」の実現を目的に2011年に発足した。
顔の見える関係を
当日は、多摩区や宮前区、麻生区などの北部の保健所や病院、クリニックの医師や看護師、薬剤師、臨床検査技師ら約70人が集まった。そのほか、約55施設がオンラインで参加していた。
新興・再興感染症が発生したことを想定して、訓練は行われた。川崎市健康安全研究所の三崎貴子部長が講師を務めた。
保健所やクリニック、病院など、11のグループに分かれ、それぞれの対応を話し合った。病名の分からない、何らかの症状を持った患者が多数訪れた場合、行政などといかに連携していくかなどの課題や対応を確認していた。最後にはグループごとに課題を発表した。
長島代表は、「病院とクリニック、保健所、行政の4つが連携することが大切である」ことを訴えた上で、「日頃から顔の見える関係を築いていきたい」と展望を述べた。
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