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多摩区・麻生区 経済

公開日:2025.07.04

市商連
新会長に伊藤博氏
横断的なイベントに意欲

  • 抱負を語る伊藤会長

 川崎市商店街連合会の総会が5月末に行われ、中原区商店街連合会の伊藤博会長(82)が新たに会長に就任した。任期は2年。

 伊藤会長は、モトスミ・ブレーメン通り商店街振興組合の理事長を20年以上にわたり務め、商連かながわ(神奈川県商店街連合会)の副会長、神奈川県商店街振興組合連合会の理事長といった要職を兼務。今年春の叙勲で旭日小綬章を受章している。伊藤会長は「80歳を超えて、155万人の政令指定都市のまちの商連会長という新しい役は荷が重いが、与えられた役目を担っていきたい」と抱負を語る。

 市商連には現在、市内の10の商店街連合会(88商店街)と賛助会員が加盟している。少子高齢化や後継者不足、大規模小売店の進出などで個人経営の店舗が減少し、コロナ禍が明けても行動様式の変化によってダメージが回復しきれていないという。伊藤会長は「会員の数が減り、各地で商店街の体力が落ち、市商連も予算が減ってきている。これまでの経験を生かして、行政に支援を強く要望していきたい」と自身に役割を課す。

 会員に対しても、会員向けセミナーやウェブサイトでのイベント紹介、行政の情報提供に努めていく意向だ。「会員になってよかったと言ってもらえるような取り組みを行っていきたい。市民にも商店街を知ってもらえるイベントを横断的に実施していきたい」と私案を打ち明ける。

 行政への支援策の要望、商店会の助成金の案内といった仕組みづくりと取り組みは多岐にわたる。「短い任期でしっかり取り組んでいきたい」と抱負を語る。

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