多摩区・麻生区 文化
公開日:2025.10.24
廃棄品が新たな価値に
オーパでSDGs企画
上麻生の商業施設「新百合丘オーパ」で、アートを通じて多様性を認め合い、未来に優しい暮らしを考えるイベント「しんゆりアートde未来2025」が9月25日から28日まで開催された。
SDGs週間に合わせて企画されたもの。生活介護事業所「ピカソ・カレッジ新百合」による缶バッジづくりや、視覚障害者が鏡を見ずにメイクする「ブラインドメイク」の体験などさまざまなブースが出展した。
廃棄された化粧品を色材などに再生利用する事業を手がける(株)モーンガータは、事前に回収した化粧品を容器から掻き出すワークショップを実施。参加者は、チークやアイシャドーなどを色ごとに丁寧に掻き出した=写真。出された材料は、建材として生まれ変わり、オーパ館内で装飾に使われる予定だ。同社の田中麻由里さんは「掻き出し作業をワークショップにしたのは初めて。体験することでアップサイクルの流れに参加してもらえるのがうれしい」と話した。オーパの廣田周さんは「多様性に焦点を当てて企画した。新たな価値を生み出すアップサイクルは継続しているテーマ。地域の皆さんにもつなげていきたい」と思いを話した。
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